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法律相談その8:遺言のススメ

  今回は「遺言」についてお話をしたいと思います。
 私たちは、生前に遺言を作ることについて、「縁起が悪い」などの理由でどうも敬遠しがちです。また、現在妻や夫、子どもたちはとても仲がよく、将来遺産をめぐって争うはずなどない、と思いたいものです。しかし、残念ながら、亡くなられる方のそのような願いに反して争いがしばしば起きてしまいます。
 そのような争いが起きないようにするために、遺言を利用する人が増えています。
 遺言によれば、どの財産を誰に残すかを自由に決めることができます(たとえば「自宅の土地建物は妻に、預金は息子に残したい」、「面倒を見てくれた娘に土地建物を残したい」など)。争いにならずに済み、残された家族に感謝されるかもしれません。もし遺言がなければ、財産は法律の規定によって分けられることになりますが、その場合は「誰々に2分の1」というように割合でしか分けられず、結局どの財産を誰が受け取るかについて家族で協議をしなくてはなりません。
 遺言によってできることはその他にもあります。
 また、遺言は何回も作り直すことが可能ですから、作るのに時期が早すぎるということはありません。遺言を作るということは、自分が亡くなった後のことを自分で決めるということであり、家族とのつながりなどこれまでの半生を振り返ることでもあると思います。
 なお、遺言の作成には決まった方式があり、相続に関する法律の知識も必要ですので、専門家にご相談されるとよいでしょう。

岡室恭輔弁護士(倶知安ひまわり基金法律事務所)

日時: 2008年10月 5日 09時44分
 

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