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法律相談その43:借金がある場合の相続の注意点

  相続ではプラスの財産である不動産や預貯金だけでなく、マイナスの財産である借金も引き継ぎます。借金をまったく相続したくなければ、家庭裁判所に相続放棄の手続きをしなければいけません。
 相続放棄の手続きは、相続の開始があったことを知った時(=亡くなったことを知った時)から3か月以内にしなければなりません。しかし、亡くなった時に借金の存在を知らずに3か月が経過した後に、借金が判明したときには、借金の存在を知った時から3か月の期間が始まります。3か月以内に財産の状況を調査しても相続放棄をするか決定できないときは、家庭裁判所に申し立てて、3か月の期間を延長することができます。
 相続放棄をするとマイナスの財産である借金とともに、プラスの財産である不動産や預貯金も相続できなくなります。すなわち、借金は相続したくないけど、不動産は相続したいということはできません。また、3か月の期間内に相続財産を一部でも処分してしまったり、相続放棄をした後でも相続財産の一部を隠したり、密かに消費したり、悪意で相続財産を財産目録に記載しなかった場合には、プラスの財産もマイナスの財産も相続することになってしまいます。これを法定単純承認といい、相続放棄ができなくなってしまいます。
 相続放棄ができなくなる不利益は甚大ですので、相続放棄をお考えの際は、まずはご相談に来ていただきたいと思います。


大沼 邦匡弁護士(倶知安ひまわり基金法律事務所)

日時: 2013年7月10日 10時00分
 

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