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法律相談その18:司法は犯罪被害者に冷たい?

 ある日突然犯罪の被害に遭う可能性は誰にでもあります。「司法は被害者に冷たい」など言われてきましたが、少しずつ変わってきていますので、そのうちのいくつかをご紹介したいと思います。
 まず、被害者は、刑事裁判が始まった事件については、理由が正当でない場合や相当でない場合を除き、原則として裁判の記録を閲覧又は謄写することができます。以前より要件が緩やかになり、被害者の真実を知りたいという気持ちが尊重されることになりました。
 次に、一定の犯罪の被害者は、刑事裁判に参加することを申し出ることができ、被告人に質問をしたり、量刑について意見を述べることなどができます。さらに、それらを弁護士に依頼する際に資力が乏しい場合には、国の負担で弁護士を選定する制度もできました。
 一定の犯罪の被害者は、刑事裁判を行う裁判所に対して、被告人に対して損害賠償を命じるよう申し立てることができます。刑事裁判を行った裁判所は効率的に判断できますので、刑事裁判とは別に民事の損害賠償を求めるより被害者の負担が軽減されることになります。
 また、一定の犯罪で被害者が死亡した場合の遺族や、重傷病や障害を負った被害者に対して国から支給される給付金も大幅に増額されました。
まだまだ十分とはいえないかもしれませんが、被害者の方たちの声が少しずつ制度を変えていっているのだと思います。

梅田 日時: 2010年03月02日 08時58分

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