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法律相談その22:押し買い

Q.知人が「押し買い被害にあった」と言って泣いていました。押し売りなら知っていますが、押し買いは聞いたことがありません。押し買い被害とはどのようなものですか?また、被害にあわないようにするにはどうすればいいですか?

A.突然自宅へ業者が訪問してきて、貴金属などを不当な安価で強引に買い取ってゆく事案が増えており、これを「押し買い」と呼んでいます。貴金属の売り主が売買金額に納得して売却したのなら問題ないのですが、押し買いの業者は不当に安い対価と引き替えに、強引に貴金属を持ち帰ってしまいます。
 押し買い被害にあわないためには、

(1)業者が訪問してきても絶対ドアを開けない
(2)いくらしつこく迫られても、売りたくない場合はキッパリ断り続ける
(3)古物商許可証の提示を求め、写真やコピーをとる
(4)しつこく居座る様子をビデオや写真に撮る
(5)無理やり持ち去られる場合には直ちに110番通報する

など、強い態度で臨む必要があります。
 一番重要な対処方法は、業者が欲しがる品物を業者の前に出して見せないことです。業者の前に出さなければ、勝手に家に上がり込まない限り、持ち去ることはできません。勝手に家に上がり込まれたら、その時点で直ちに110番通報してください。
 貴金属価格が上昇していることから押し買い被害は増えていますが、押し買いを行う業者はほとんどの場合身元不明ですので、被害を回復することはほとんど不可能です。日頃から気をつけて、毅然とした態度で押し買い業者を撃退しましょう。

畠山 興一弁護士(岩内ひまわり基金法律事務所)

日時: 2011年7月 1日 09時00分

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