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法律相談その36:兄弟が死亡した場合の相続

Q.先月、私の実弟が亡くなりました。弟は、離婚したあと再婚せず、独り暮らしのまま亡くなりましたが、離婚した元妻との間に子(A君21歳)が1人います。
 私と弟は2人きりの兄弟でしたが、父母は10年以上前に死亡しています。
弟は、めぼしい財産が何もない状態で死亡したのですが、借金が約200万円もあったため、弟の子(A君)は相続を放棄したとのことです。
 この場合、放っておくと私が弟の借金を払わなければならなくなると知人に言われたのですが、本当ですか?払わなくて済むようにする方法はありませんか?

A.民法は、(1)亡くなった人に子などがいる場合はその者が相続人となり、(2)子などが相続人とならない場合は亡くなった人の親が相続人となり、(3)親も相続人とならない場合は亡くなった人の兄弟姉妹が相続人となると定めています(配偶者がいる場合は配偶者も相続人となります)。
 したがって、弟の子(A君)が相続人となった場合は、相談者は相続人になりません。しかし、本件ではA君が相続を放棄して相続人にならなかった上、父母がすでに死亡しているため、相談者が相続人になって実弟の借金を相続します。
 相談者が実弟の借金を相続しないようにするためには、相談者自身が有効に相続放棄を行う必要があります。
 相続放棄を行うにあたっては、法定単純承認にならないよう気をつける必要がありますので、身近な人が亡くなった際には、ぜひすみやかに専門家にご相談ください。

畠山 興一弁護士(岩内ひまわり基金法律事務所)

日時: 2012年12月 5日 11時00分

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