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法律相談その39:時効後の貸金請求にご用心!

 何十年も前に最後の返済をしてから今までずっと返済をせず、連絡もしていなかったのに、突然、貸金業者から請求書が届いたのでどうすればよいのかというご相談が、最近増えています。
 貸金業者からの借入れは、最終取引日(最後に借りたり返した日)から5年を経過すると時効となり、返済する必要がなくなりますが、単に最終取引日から5年を経過するだけではダメで、「消滅時効を使います」ということを貸金業者に連絡しなければなりません(これを法律上「援用」といいます。)。
 それでは、なぜ貸金業者は最終取引日から5年を経過した後も請求書を送ってくるのでしょうか?(「ご連絡をいただければ特別に○○万円を免除します」という請求書もあります。)。それは、借主が消滅時効を援用する前に、借主から、借入れしたことを認めさせたり、分割払いの約束ができれば、借主は消滅時効を援用することができなくなってしまうからです。最終取引日から5年を経過しているにもかかわらず、借主に借入れしたことを認めさせたり、分割払いの約束をさせるため、裁判をしてくる貸金業者もいます。
 最後に借りたり返した日から5年以上経過しているのに、貸金業者から請求書が送られてきた場合、貸金業者には絶対に連絡をせず、まずはご相談に来ていただきたいと思います。

大沼 邦匡弁護士(倶知安ひまわり基金法律事務所)


日時: 2013年3月19日 17時15分
 

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