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法律相談その27:遺言ブーム到来

  高齢化社会を迎え、遺言がブームとなっているようです。「遺言書キット」なる物も市販されています。そこで、今回は、遺言についてお話したいと思います。
 まず、遺言には、大きく分けて、自筆証書遺言と公正証書遺言の2つがあります(他にも遺言の種類はありますが、今回は割愛します。)。
 自筆証書遺言とは、遺言者が、自分で遺言の内容の全文、日付、氏名を書き、署名の下に押印することにより作成する遺言です。公正証書遺言とは、遺言者が、公証人に対して遺言の内容を口で伝え、それを公証人が文章にまとめて、公正証書遺言として作成するものです。
 自筆証書遺言は、自分でいつでも書くことができますが、パソコン・ワープロで作成できない(代筆も不可)、加除訂正の方法が厳格である(加除訂正の方法を間違えると無効になる)、共同名義の遺言はできないなどの条件があり、せっかく書いた遺言が無効になってしまう可能性があります。また、どこに保管しておくのかという問題もあります。
 これに対して、公正証書遺言は、法律の専門家である公証人が関与して作成しますので、方式の不備で遺言が無効になる可能性はなく、作成した遺言書の原本は公証役場に保管されますので、保管の問題も生じません。
 公正証書遺言は、費用がかかりますが、遺言の有効無効のトラブルを避けることができますので、遺言書を作成するのであれば、私は公正証書遺言をお勧めします。自分が亡くなった後に相続人の間で遺産をめぐる紛争を生じさせないためにも、公正証書遺言の作成を検討してみてはいかかでしょうか。

大沼 邦匡弁護士(倶知安ひまわり基金法律事務所)

日時: 2011年12月 1日 09時00分

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