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「異議あり!」って本当に言うの?

 ドラマやゲーム等では、よく、弁護士が法廷で「異議あり!」と叫ぶシーンがあります。これって本当にあることなのでしょうか。
 弁護士によっては「異議」とか「異議があります。」と言い方が異なることはありますが、裁判の途中で異議を述べることはあります。
 ただし、異議を述べる場面は、ドラマ等とは異なるかもしれません。
 ドラマ等では、証人が嘘の証言をしたとき、「異議あり!」と証言をとめ、言い逃れできない客観的証拠を付きつけ、証人が「嘘を付いていました。」と降参するという具合でしょうか。
 しかし、実際には、異議を述べることができる場合は規則で定められた場合に限定されています。
 民事訴訟と刑事訴訟とで異議事由は異なりますが、例えば、侮辱的な質問や争点と無関係な質問、議論にわたる質問がなされたときに異議を述べることができます。
 その他、誤導もよくある異議です。例えば、証人「その時、AさんがBさんを殴るのを見ました。」質問者「Aさんが右手でBさんを殴ったとき…」というような質問です。証人は、どちらの手で殴ったかは証言していないので、質問者の質問は誤導に当たります。
 証人が嘘を付いていると思っても、それだけは異議事由には当たりません。
 実際の証人尋問などにおいては、異議を適切に申立てることで尋問の流れが変わることもあります。また、異議事由のある質問がなされたにもかかわらず、証人が裁判官の前で答えを述べてしまうと意味がありません。
 弁護士には、異議事由をしっかりと頭に入れておくことと、瞬時に異議を述べる瞬発力が求められています。

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